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相方mausくん↑と綴るゴン太の日記。


by gonta-maus
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「歌の翼」による幻想曲

「歌の翼」による幻想曲_f0038665_1859798.jpg

9月15日にフルートの発表会がありました。演奏曲は昨年の「シチリアーノ」
(フォーレ作曲)からステップアップして今年は「歌の翼」(スティックメスト作曲)。
大学の時にフルートを始めた時、パートの同級生か先輩か、誰かがその曲を
吹いているのを聴いて、きれいだな~、すごいな~と思っていた憧れの曲でした。

曲を決めるのは3ヶ月ぐらい前から。先生と相談している時、
自分の中ではまだ少し早いのではないかという思いを持ちながらも
思い切ってこの曲名を口にすると、先生も「頑張ってみようか!」との返事。
実はこのときもう一曲候補に挙がっていたのですが、私の中で「歌の翼」に
対する思いは強く、レッスン3年間の集大成としてやはりこの曲を吹かずには
という気持ちもあり、最終的に決定しました。

当日は朝から緊張しっぱなしで、リハーサルでは全く音が伸びず、あろうことか
途中で止まってしまったり、「こんなので大丈夫なのだろうか」と半泣き状態でした。
ピアノのコンクールの時のように、表情ひとつ変えない鬼の審査員が
10人並んでいるわけでもなく、何百何千と入る会場にたくさんの人が
入っているわけでもなく、そこにはもちろんその曲を一年かけて
研究してきたライバルたちがいるわけでもなく、30分近くステージに
立っているわけでもなく・・・
それなのにフルートを持つ手に汗をかいていました。
この差はやはり「自信」からくるものでした。

まだ音の安定していない私にとって緊張は大敵。腹式呼吸がうまくいかず、
音が切れたり、頭部管と口の位置がずれてしまい、スカスカの音に
なってしまうのです。ピアノは間違えたって鍵盤を叩けば音が出ます。
でもフルートは何かがずれれば音が出ません。音が出ないことが
私にはとても不安でした。

しかしそこはステージ慣れしている私にとって、スポットライトが当たる
舞台に立つと なんだかわくわく。(緊張がエネルギーに変わる瞬間!)
本番は意外と調子が上がり、テーマ部分は伸び伸び吹くことができました。
途中、編成の部分でかなり音が落ち、あらら^^;という感じでしたが、
なんたる堂々とした姿!(爆)・・・と自分で書いてて笑ってしまいますが、
とにかく大事故は起こることなく、歌の翼は無事に着地しました。
飛行時間はたった4分ですが、とても長く感じました。
舞台袖で先生や他の生徒さんに「良かったよ」と声をかけられ、初めてほっと
しました。

フルートは私のこれまでの楽器経験の中で一番難しい楽器です。
でもそれだけにまだまだ掘り出し甲斐があるというもの・・・
まだ特技とまではいかないけど、これからも趣味としてこの楽器とつきあって
いきたいと思います。

・・・しかし来月にできあがってくるDVD見たらぶっ飛ぶでしょうね・・・はあ・・・

追伸:この演奏会が終わり、親知らずを抜いたのですが、今吹いてみたら
    なかなかよく音が出ました^^;逆に歯抜いてから出ればよかったかな(笑)
by gonta-maus | 2007-09-24 19:01 | 愛(かな)しき音楽