相方mausくん↑と綴るゴン太の日記。


by gonta-maus
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Force Majeure

旅行に行っている間に新潟の地震を知りました。
ベルリンの新聞にもこのニュースが取り上げられており、その大きさを
実感しましたが、日本に帰ってきても尚その様子がトップニュースで
流れているのを見て、居た堪れない気持ちです。

この地震により私が会社に入社してから二度目の「Force Majeure」
宣言が出されました。日本語にすると「不可抗力」宣言。
これは地震や台風などの自然災害のような人間の力ではどうしようも
できない、予防しても損害を防ぎきれないこと・事態を指します。
このような天災があった時はには速やかにお客さんに連絡をし、
(=宣言を出す)納期遅延のクレーム対象から外してもらいます。
今回はメーカーが製作を委託している工場などが新潟にもあり、この地震
により作業ストップ、納期が遅れざるを得ない事態となってしまったのです。

この条項は契約書に必ず入れておきますが滅多に使うことは
ありません。したがい、この宣言が出されたということはよっぽど大きい
損害があった、ということになります。

この「Force Majeure」宣言は2004年に広島に大きな台風が
直撃した時も出状されました。この時はほぼすべての顧客に宣言を
出し、その対応に多くの時間を費やしましたが、一番大変だったのは
もちろん現場で、広島の工場は海水で水浸しになり、書類は然ることながら
機械も出荷間近の商品も全壊しました。

人を飲み込む天と地の力にどう責め、抵抗することもできず、不安と
もどかしい気持ちでいっぱいですが1日でも早い復興をお祈りしています。
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by gonta-maus | 2007-07-28 23:58 | ゴン太の時事レポ

夏宣言!

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ちょっと早めの夏休み。ヨーロッパに行き、昨日帰国しました。*^^*

雨模様の日本、、、の方が気温が低いのに、湿度が高いため
帰ってきてから汗ばっかりかいています。
夏のヨーロッパの空の高さと爽やかさを改めて実感します。

でも今日の帰り、セミの鳴き声を聞きました。
梅雨明け間近、日本の夏の情緒をしみじみ感じます。

また追って思い出日記書いていきたいと思います☆
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by gonta-maus | 2007-07-23 20:51 | ゴン太のOL日記
ばたばたと忙しくて更新が滞ってしまいました。
気が向いて見にきてくれてた方申し訳ありません!
今日は為替のお話を少し綴っておきます。

***
輸出契約においてキーポイントとなるもののひとつに、通貨の問題があります。
まずモノの値段(見積書)を提示するとき使用する通貨は日本円です。
日本円にすることによって、為替リスクを回避することができます。
例えば日本円で1,000円と提示すればお客さんから入ってくる金額もいつで
あろうと1,000円ですが、もし100ドルでで契約したら・・・?お客さんから
お金を回収してその100ドルを銀行で日本円に換えるときにその日のレートが
¥120/$だったら12,000円、¥95/$円だったら9,500円になります。
もし12,000円でもらえるとして採算を見ていたとしたら、時期によっては
それが9,500円になってしまう。2,500円の赤字です。これが為替リスクです。
よってお客さんからドル、ユーロ建てなどの希望がない限りは日本円で
出すようにしています。

それでも世界のお客さんを見るとやはり金額の大きい案件になればなるほど
外貨建てで契約を結んでいるものが多いです。(お客さん側が為替リスクを
回避しているのです)
その時にリスクヘッジとして使用されるのが為替予約です。読んで字のごとく
為替レートを予約しておくことができます。
例えばいまこの7月に今のレート¥125/$を8月末まで予約しておいたとすると、
8月に入金した時その時のレートが¥120/$だとしても、予約していた
¥125/$を使って入金させることができるのです。
(もともと為替レートというものは先に行けばいくほど低くなるという見方があります。
高くなる、ということを考えないのです)
但し、この予約レートは必ず使用しなければいけないのでもし8月に¥130/$に
なってても、この予約してあった¥125/$を使用しなければなりません。
(為替予約は取り消すと取り消しチャージがかかるので、結局採算は同じです)

私の担当案件ではひとつの入金に対して為替予約が3本入っていることも
あります。例えば入金金額のトータルを100とすると、そのうち20は様子見で
7月に120円で予約、8月に125円になったのを見てあと30を予約、9月にさらに
よくなったので更に追加で30を予約。そして残りの20は予約しないでスポット
(入金したその日その時の実勢レート)で円貨換算。でも実際入金の時期になると
かえってそちらの方がレートがよくなって、予約しなくても良かったと思う時も
あります。もちろんその逆もあります。

また例えば7月入金として予約してあったものが、お客さんの支払い遅延などで
どうしても入金が間に合わず8月になりそうな時はこの為替予約を延長することが
できます。もちろんお金はかかりますが、、、

この為替予約、為替予約の延長作業は一分・一秒を争います。
その日の朝に125円で予約しようと思ったものは午後に124円になってることも
まれではありません。また私たちは一度システムインプットしたこの作業は決して
取り消すことはできず、ミステイクが何千万という赤字を生み出しかねません。
私にとって、いやおそらく私の会社のどの女性に聞いてもすべての仕事の中で
この為替予約が一番手に汗にぎるという方は少なくないと思います。

上記の話は決して仕事に限ったことではなく、個人だったら今流行の
外貨預金などはこのような為替リスクは把握しておかなければならないでしょう。

為替の話でついでに。
皆さんが海外旅行に行く時に日本円から外貨に換えると思いますが、その時に
公示されているのがTTS(Telegraphic Transfer Selling rate) レートと
TTB(Telegraphic Transfer Buying rate)レートです。

TTBのBはBUYのB、つまり日本円で、例えばドルを買うときのレートです。
(その日のレート。つまり分刻みで動くレートです)。よって、旅行に行く時は
このTTBレートで換算された外貨を受け取ることになります。
一方TTSのSはSALEのS。Bの逆です。

ちなみにドル建ての場合はTTSとTTBには二円差があり、真ん中TTM(仲値)
から+1円、-1円となっていますが、これは銀行の手数料です。
但し銀行によってはこれよりも高く、安く手数料を設定しているところもあるようです。
成田空港に行ったら二箇所ぐらいに銀行がありますが、TTBの安い方を選ぶと
良いかもしれません。(前、成田で交換した時に若干違った気がします・・・)

為替は生き物なのです。そして為替レートの一円はスポーツ選手の一秒のような
もの(?)でとっても重要で全く見逃すことのできない数値です。
100ドルならあまり気にならないレート差でも、それが100万ドルとなったとき、
この一円の差が莫大なプロフィット、ロスの差をもたらします。
一銭を笑うものは一銭に泣く世界なのです。

(NOTE) 当記事は話の簡潔化のため、一番大括りな部分のお話、
       レートのみしか記載しておりません。
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by gonta-maus | 2007-07-08 20:27 | ゴン太のOL日記