相方mausくん↑と綴るゴン太の日記。


by gonta-maus
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ゴン太の貿易講座 ~為替~

ばたばたと忙しくて更新が滞ってしまいました。
気が向いて見にきてくれてた方申し訳ありません!
今日は為替のお話を少し綴っておきます。

***
輸出契約においてキーポイントとなるもののひとつに、通貨の問題があります。
まずモノの値段(見積書)を提示するとき使用する通貨は日本円です。
日本円にすることによって、為替リスクを回避することができます。
例えば日本円で1,000円と提示すればお客さんから入ってくる金額もいつで
あろうと1,000円ですが、もし100ドルでで契約したら・・・?お客さんから
お金を回収してその100ドルを銀行で日本円に換えるときにその日のレートが
¥120/$だったら12,000円、¥95/$円だったら9,500円になります。
もし12,000円でもらえるとして採算を見ていたとしたら、時期によっては
それが9,500円になってしまう。2,500円の赤字です。これが為替リスクです。
よってお客さんからドル、ユーロ建てなどの希望がない限りは日本円で
出すようにしています。

それでも世界のお客さんを見るとやはり金額の大きい案件になればなるほど
外貨建てで契約を結んでいるものが多いです。(お客さん側が為替リスクを
回避しているのです)
その時にリスクヘッジとして使用されるのが為替予約です。読んで字のごとく
為替レートを予約しておくことができます。
例えばいまこの7月に今のレート¥125/$を8月末まで予約しておいたとすると、
8月に入金した時その時のレートが¥120/$だとしても、予約していた
¥125/$を使って入金させることができるのです。
(もともと為替レートというものは先に行けばいくほど低くなるという見方があります。
高くなる、ということを考えないのです)
但し、この予約レートは必ず使用しなければいけないのでもし8月に¥130/$に
なってても、この予約してあった¥125/$を使用しなければなりません。
(為替予約は取り消すと取り消しチャージがかかるので、結局採算は同じです)

私の担当案件ではひとつの入金に対して為替予約が3本入っていることも
あります。例えば入金金額のトータルを100とすると、そのうち20は様子見で
7月に120円で予約、8月に125円になったのを見てあと30を予約、9月にさらに
よくなったので更に追加で30を予約。そして残りの20は予約しないでスポット
(入金したその日その時の実勢レート)で円貨換算。でも実際入金の時期になると
かえってそちらの方がレートがよくなって、予約しなくても良かったと思う時も
あります。もちろんその逆もあります。

また例えば7月入金として予約してあったものが、お客さんの支払い遅延などで
どうしても入金が間に合わず8月になりそうな時はこの為替予約を延長することが
できます。もちろんお金はかかりますが、、、

この為替予約、為替予約の延長作業は一分・一秒を争います。
その日の朝に125円で予約しようと思ったものは午後に124円になってることも
まれではありません。また私たちは一度システムインプットしたこの作業は決して
取り消すことはできず、ミステイクが何千万という赤字を生み出しかねません。
私にとって、いやおそらく私の会社のどの女性に聞いてもすべての仕事の中で
この為替予約が一番手に汗にぎるという方は少なくないと思います。

上記の話は決して仕事に限ったことではなく、個人だったら今流行の
外貨預金などはこのような為替リスクは把握しておかなければならないでしょう。

為替の話でついでに。
皆さんが海外旅行に行く時に日本円から外貨に換えると思いますが、その時に
公示されているのがTTS(Telegraphic Transfer Selling rate) レートと
TTB(Telegraphic Transfer Buying rate)レートです。

TTBのBはBUYのB、つまり日本円で、例えばドルを買うときのレートです。
(その日のレート。つまり分刻みで動くレートです)。よって、旅行に行く時は
このTTBレートで換算された外貨を受け取ることになります。
一方TTSのSはSALEのS。Bの逆です。

ちなみにドル建ての場合はTTSとTTBには二円差があり、真ん中TTM(仲値)
から+1円、-1円となっていますが、これは銀行の手数料です。
但し銀行によってはこれよりも高く、安く手数料を設定しているところもあるようです。
成田空港に行ったら二箇所ぐらいに銀行がありますが、TTBの安い方を選ぶと
良いかもしれません。(前、成田で交換した時に若干違った気がします・・・)

為替は生き物なのです。そして為替レートの一円はスポーツ選手の一秒のような
もの(?)でとっても重要で全く見逃すことのできない数値です。
100ドルならあまり気にならないレート差でも、それが100万ドルとなったとき、
この一円の差が莫大なプロフィット、ロスの差をもたらします。
一銭を笑うものは一銭に泣く世界なのです。

(NOTE) 当記事は話の簡潔化のため、一番大括りな部分のお話、
       レートのみしか記載しておりません。
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by gonta-maus | 2007-07-08 20:27 | ゴン太のOL日記